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子どものアトピーにステロイドを使うのをやめてみた!~我が家の脱ステ体験談

更新日:2023年8月16日



私には子どもが2人いますが、下の子がアレルギー体質です。小さいころにアトピー系の湿疹が出てきたのから始まり、それで血液検査もしたら軽い食物アレルギーもあることがわかった。という感じ。


今回は、そんな我が家の脱ステ体験談を書いてみようと思います。

気づいたらステロイド依存症になっていた!?

はじまりは乳児湿疹から

生後一か月くらいの時、顔に乳児湿疹が出たのです。私も上の子の時はそういった湿疹を経験したことがなかったのと、上の子で小児科に通い慣れていたのとがあったので、気軽に受診してみたのです。


そしたら、「そういうのはステロイドを被せるといいんだよー」という感じでステロイド軟膏が処方されました。そして私もあまり疑問も思わずに塗っていたのですが、


→塗ったら消える →でもまた出てくる →そしてまた塗ったら消える →そしてまた出てくる


の繰り返しで、気づけばクスリも強くなっている状況でした。


‥そんな状況に、なんか嫌だなぁ。と感じていくようになったのです。

ステロイドを使わなくてもできる対処法があった!

と、そんな時でした。たまたま知り合いの柔道整復師さん(職業がら体の構造等をよく知っている方)が、息子の肌の状態の悪さを気にかけてくれたのです。


その方はステロイドは強いクスリだから患部以外に与える影響も大きいのであんまり塗らない方がいい。という考えを持った方でした。そして、ステロイドを塗らなくても、こんな対処法ができるよ。ということを教えてくれました。


その方に教わったステロイドを塗らない対処法とは↓こんなものでした。


患部を消毒→ワセリンを塗る→ラップを巻く

 

その方曰く、湿疹というのはそもそもが毒出しなので止める必要はない。ただ、患部が外気に触れると痒みが出て、それで掻き壊してしまいばい菌が入ることで悪化してしまうので、搔き壊さないための対処をすればいいと。


つまりは患部を空気に触れないようにすればいいので、そのための方法論としてワセリンを塗ることを勧めていて、でもワセリンだけだとすぐに乾いてしまうのでラップを巻くおくと乾かなくていい。といった理論でした。


※ちなみに「ワセリン」って「=石油製品」みたいな印象が強くて嫌いな人もいると思うのですが、昔のものに比べ今のものはきちんと純正できているため、そんなに気にする必要はないらしいですよ。

脱ステしてみることに


その話を聞いて、ステロイドを塗り続けていても状況が改善されていかない状況にちょっと違和感があった私は、ステロイドではない対処法をやってみようかな。と思い至り、ステロイドをやめてみることにしたのです。


とりあえず、↑で教わったことをやりました。


しかし、2才児にラップなんて巻けない‥が現状です。本能のまま生きている2才児。嫌なものは自ら剝がします。そしてうちの息子の場合は、一番湿疹が出ていたのが顔だったこともあり‥ 当然ラップなんて巻けませんでした。( ノД`)


なので、とりあえず、消毒→ワセリン 乾いたらまた消毒→ワセリン を繰り返しましたね。あと別の方から漢方の塗り薬もあると教えていただき、「紫雲膏」という赤い薬も買って塗り様子を見ていました。また夜間は本人をなんとか説得して、手首に、消毒→紫雲膏→ワセリン→ラップ→リストバンド と巻かせてもらい、様子をみていきました。


もう洋服はワセリンがつき重くなるし、紫雲膏で赤くもなるし、嫌なこともたくさんあったのですが、とりあえず「湿疹がよくなるように」を一番に願いながらやっていきました。


また、いろんな側面からの情報を集めて、自分がやってみようかな。と思えることはどんどん取り入れていきました。


しかし、そんな簡単に一朝一夕でよくなるようなものではないんですよね、アトピーって。逆に「脱ステ」をした場合は、「リバウンド」と言われる症状(湿疹が一時的に悪化するような状態)が待ち構えています


そこでみなさん心が折れてしまうようです。私も最初のころは何度も心が折れそうになりました。


クスリを塗っていたときは、湿疹が、消えて→出て→塗って→消えて→出て *** だったのが、


クスリを塗らなくなると 湿疹が、出て→赤みがひどくなって→痒がって、痒がって、痒がって *** の繰り返しなので、


なんというか、何もできない自分に耐えられなくなってしまうのです。一時的にでも湿疹を消してあげたい、と思いついステロイドを塗ってしまう‥ でも結局はそれで後悔してしまう‥ 湿疹って見た目に目立つので、周りの人にいろいろ言われることにも疲れて、またクスリを塗ってしまう‥ また後悔する‥ そんな繰り返しになっていました‥ (/_;)


でも、「やる!って決めたんだから!」と自分の心を強く持つようにしていきながら、なんとかかんとか、脱ステによるリバウンドのピーク時は乗り越えることができました。


その後は、徐々にいい方向に向かっていく。ほんとにそんな感じでしたね。


だからね、今、「脱ステしてみよう!」と思い至り、がんばっているママさん、諦めないで。信じて貫けば、絶対よい方向に進んでいきますから。

原因を知ることの大切さ

ちなみに、私が、「うちの子がアトピーだった」って知ったのは、脱ステしてからだったんですよ。よく驚かれます。アトピーとわかる前からステロイド治療をしていたの!?って。


そうなんです。私、お医者さんから「アトピー」って言われたことなかったんですよ。ただ、湿疹の状態を診せに行ったら→クスリ(ステロイド入り)を処方される→塗る→クスリがなくなったらまた受診してクスリをもらう を繰り返していただけだったんです。そこに病名とか湿疹の原因が何か?とかの説明はなかったな、と、そして私もお医者さんに聞きもしなかったな、と、あとになって振り返るとそう気づきます。

アトピーって初めて聞いたのは

脱ステを始めたころだったでしょうか、何かの病気の経過報告で小児科にかかった時に、


「この湿疹は何でしょう?」と聞いた私、


→「湿疹!? あー、それはアトピーだ。いや、まだアトピーって言っちゃいけないんだ。」というお医者さんの返し。


その時初めて「アトピー」っていう言葉を聞いたんですよね。「あ、うちの子アトピーなんだ!」って初めて知ったというか。


そして、それまで、自分の子の体に出ている症状の原因もわからずに(わかろうともせずに)、ただ言われるがままにクスリを塗っていた自分がいたんだな、と気づき、少し嫌になった感覚を覚えています。

自分の無知さに対する嫌悪感

そしてそれは、お医者さんに対してではなく自分に対してです。たぶん、お医者さんの対応は何も間違っていないと思います。アトピーや喘息というのは一定期間その状態が続いて初めてその診断名がつけられるものだから、「まだ言っちゃいけないんだ。」という言葉は、本当にその通りなんだと思うんですよ。


ただ、その湿疹の原因を知ろうともせずに、ただお医者さんに依存していた自分に気づき、それじゃダメだよな、と思ったのです。もっと根本を見ていかなちゃいけなかったよな、と思ったのです。

まとめ

あまり何も考えずに、お医者さんに処方されるがままにクスリを使用していた自分。気づけば、息子の皮膚はステロイド依存症になっており、その根本原因だったアトピーも後々になって知る、という無知さ。


今思い返しても、情けないです‥(/_;) でも、そこから得た学びは大きかった!


  • 何事に対しても、まずは、「これは、どうしてこうなった(なっている)んだろう?」の視点を持つことの大切さ。


  • いろんな方面から情報をとって、いろんな在り方を知ることの大切さ。そしてその中から、自分にしっくりくるものを選んでいくことが一番自分がラクになる、ということ。



なので、お子さんのアトピーや湿疹に対してどうしていったらいいか?と悩まれているママさんがたくさんいらっしゃると思いますが、私から言えるのは、自分が「これだ!」と思えることとか、自分の中にスッと入ってくる考え方とか、自分が「やってみたい!」と思うこととか、そういったことを選択していくのが一番いいのではないか、ということ。


そうすると、途中辛くなる段階があったとしても、乗り越えていけるものですから。


さぁ、あなたの「しっくり」はどこにあるでしょう?

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