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苦痛だった弁当作りが楽しい親子時間に変わる!?実践例3パターンをご紹介

更新日:2023年8月31日



毎日の弁当作りが苦痛で‥ そんなママさんも多いのではないでしょうか。


私には2人の子どもがいますが、上の子がまだ小さい時は、日々の家事仕事の多さにアップアップになりそうだった時もありました。


しかし、下の子が生まれて、アレルギーから「食」を大切にするようになり、そして出会った竹下和男先生の「子どもだけで作る弁当の日」という取り組みを知ってからは、逆に、毎日の食事作りがとても楽しいものになっていったのです。


ということで今回は、「子どもだけで作る弁当の日」という取り組みのご紹介と、それをもとに我が家で行っているお弁当実践を書いてみたいと思います。

全国に広がっている「子どもだけで作る弁当の日」という取り組み


みなさんのお子さんが通われている小中学校では「弁当の日」という取り組みがされていないでしょうか?


※弁当の日webサイトはこちら → https://bentounohi.jp/


これは、当時四国の小学校の校長先生だった竹下和男先生という方が始め、今では全国の小中学校に広まっていっている取り組みです。2020年2月調べでは全国で1916校がこの取り組みを実践しているのだとか。中でも九州でより多く広まっているようです。


それがどんな取り組みかというと、学校で「子どもだけで作る弁当の日」というものを設定します。これは、献立から買い出し、調理、弁当詰め、片付けまでのすべてを子どもだけで行うというもの。ここでのルールは「親は手伝わないで。」です。


大抵の場合、「弁当の日」と聞くと、親が子どもに弁当を作って持たせる日と思ってしまいますが、この取り組みでは「弁当作り」を子ども自身に行わせることに意味をおいています。


それにより、考える力、食べるものを作り出す力、しいては生きる力までもが培っていく。そんな考えのもと、学校を始めとして様々な機関で取り入れられているもの、それがこの「子どもだけ作る弁当の日」という取り組みなのです。

「弁当作り」を子どもにやらせる意味

私は、この取り組みを知り、また竹下先生の講演会を聴き、その理念や考え方にとても感銘を受けました!


そしてその理念に賛同した人々が、どんどんと自分の周りでもそういった取り組みを取り入れて広げていっている事例がたくさんあるのを知っていくうちに、自分も自分にできることをやりたい!と思うようになりました。


こういうのって「学校で行うもの」のように感じてしまいますが、じつは家庭でも実践できることはたくさんあるんですよ!


今は「食事作り=母親の仕事」という認識になっているご家庭が多いと思います。我が家も最初のころはそうでした。「弁当」も「=親が子どもに作ってあげるもの」でした。


しかし、そうなると母親の負担が増えてしまいます。そして家族も、ごはんを作ってもらって当たり前、という意識になっていってしまいます。それじゃあ、料理が得意なママさんは良くても、苦手なママさんにはしんどいもの。


でも、子どもや家族に「自分で食べるものは自分で作る!」という意識を育てていくと、今までごはん関係をすべて背負っていたママさんの負担は激減します。そして、自分で作ることの楽しさを覚えていく子どもたちの目はキラキラしていくのです!


これを使わない手はない!


そのためのとっかかりとしてとても有効的なのが、弁当が必要な日に、「弁当を作ってあげる」をしないで「子ども本人に弁当を作らせてみる」をすること。


( ↑ 息子君がなすを切っているときの写真です! )


しかしこれは最初はほんとに大変です。自分でやってしまえば段取りよくササっとできちゃうことが、やっぱり子どもだと何倍も時間と労力がかかってしまう。しかも、包丁を使ったり火を使ったりとするので、危なっかしくて見ていられないときもあります。


でも、そこをぐっとこらえて「見守るだけ」に徹するのです。これはこれでだいぶ親としての訓練になりますよ、(^^)  本当に「手も口も出さない」というのは難しい。だけど、だからこそ、親にとっても子どもにとっても、今までとは違ったものを吸収していく機会となる。


子どもってね、「経験」を重ねることで、本当にいろんなことを覚えていきます。例えば、「しょうゆを入れすぎちゃったー」というのも、その時は「失敗」かもしれないけれど、それを「経験する」ことによって、「次入れすぎないようにするにはどうすればいいのかな?」を考えるようになっていきます。包丁もそう。力の入れ加減等は実際にやりながら覚えていく。


だから親は手も口も出しちゃいけないんです。それをすると子ども自身が自分で学び取る機会を奪ってしまうから。


我が家流「弁当の日」実践集

こんな話を聞いてしまうと、自分の家でもやりたくなってきませんか!?


ということで、我が家でもいろいろと実践してきました!そのいくつかをご紹介しますね。

実践1:娘ちゃんの小学校の「弁当の日」の取り組み

( ↑ 「自分でお弁当を作ろう!」をサークルで実践した時の写真!)


じつは、うちの子どもたちが通っている小学校にも「子どもが自分で作る弁当の日」が年1回あるのです。


ただこれは市として何となく取り入れている感じなので、この竹下先生の理念を十分に理解している学校も少なく、「お弁当の日」を→「PTAでカレーを作る日」に変えてしまった学校もあると聞きます。また竹下先生のお話を聴いたときにも「年1回では効果が薄い。」と話されていたことも覚えています。


そういった「弁当の日」だったのですが、1年生~自分にできることをやろう!といった指導内容のもと行われていました。


学校での事前学習。「弁当の中身には何を入れようかな?バランスを考えて、黄色は炭水化物、赤はタンパク質、緑はビタミン・ミネラルで色分けして考えてみよう!」なんて色分けをしながら、用紙に絵を描きまとめてきます。それをもとに、できることを手伝いながらお弁当を作りをするようにと指導されてきます。


なので、娘ちゃんは「弁当を作る!」となると、中身を考え、紙に絵を描き、色分けしながらバランスを考える!という習慣がついていきました。


そして私も、年齢が低くても、作るところからどんどんやらせていきました。そして、特に「弁当の日」でなくても、遠足などの弁当が必要な時は、可能な限り、本人に内容を考えさせたり作ったりするようにしていきました。

実践2:息子君の保育園時代は毎月1回あった弁当の日

息子君の行っていた保育園では(特に子どもに弁当を作らせるようにという取り組みの日ではないのですが、)月1回お弁当の日があって、その日はクラスのみんなでバスに乗ってちょっと遠出をするのです。遠足が毎月あるみたいな感じでしょうか。


そこで、いい機会なので、息子君に毎回「自分でお弁当を作ろう!」と言い、自分で作るように促していきました。


まだまだ純粋な年長児。みんなと出かける日!楽しみだなぁー!そこに「お弁当も自分で作る―!」と楽しみを上乗せしていき、いつもは寝坊助でも、「明日は早く起きるー!起こしてねー!」と、やる気満々!


お姉ちゃんが自分でお弁当を作っている姿を見てきたのもあり、また、お姉ちゃんと一緒に玉子焼きを作ったりもしてきたので、自分も「玉子焼きは作れるよ!」という自信も持っていたり。毎回の弁当作りを、自分の中に「楽しみ」として入れ込んでいました。


前の日までにメニューも決めておこう!と話をしておくと、自ら決めます。


「玉子焼きと、焼いた野菜と、チキンカツ!」だったかな。毎月毎月同じメニューでした。(;^_^A


でもね、この同じメニューって結構よかったんですよ。回数を重ねるごとに、どんどん慣れていき、段取りが良くなっていき、最初のころは私が手伝う部分も多かったのですが、最後の方はほぼほぼ私が手伝わなくても一人で作れるようにまでなっていったのです!


( ↑ 息子君が年長のころ作った弁当! )


すごい!同じメニューもアリだな!と、その時は思いましたね!


そんな保育園も卒園し小学校にあがると、お弁当を持っていく機会は本当に少なくなっていき、全然お弁当を作らなくなりました。そしてだいぶ経った頃に機会があり「弁当作ろう!」となった時には、息子君、弁当どころか、あんなに得意だった玉子焼きさえ作れなくなっていたのです‥(゜o゜) 


継続って大事だな。とその時は実感し、また、反省もしましたね。<(_ _)>



実践3:弁当にこだわらずに普段からごはん作りを手伝ってもらうようになった

↑の弁当を自分で作れていたのに、しばらくやらないでいたら出来なくなっていた息子君を教訓に、弁当に限らず、普段からもっとごはん作りを手伝ってもらおう!というように私の意識が変わっていきました。


なので、例えば、子どもたちが喜んでやりそうなものをわざと頼んでみる!をたまにやったりします。あとは何かのおかず一品を子どもたちに一任してみたりもします。


餃子の具を作り、→「みんなで包もうー!」と声をかけてやってもらったり、むしろそこからは子どもたちに一任してみたり。春巻きも同様にやります。また、子どもたちの中に得意意識のある玉子焼きを、たまに「作ってー!」とお願いしてみたりもします。とりあえず、自分に無理のないところからやるようにしていきました。


そして、自分が体調が悪くて動けない時や、忙しくてごはん作りまで手が回らない時には、大いに子どもたちに頼ります。「お願い、夕ごはん作って。○○なら作れるよね!がんばって作ってみて。」と。


まとめ

子ども自身に、弁当作りやごはん作りの手伝いをさせる!というのは、最初は本当に大変です。自分でやった方が早いし、危なっかしい子どもの動作を見なくて済むので。


でも、そこをぐっとこらえて、手も口も出さずに見守ることができるようになると、子どもたちはどんどんと吸収していきます。それに、子どもたちがそういった経験を通して自分につけていく自信はものすごい。だから、食事作り以外の場面でも本当にしっかりしてきます。


なので、この「弁当作りは子ども本人にやらせてみる!」というのはとてもおススメ!です。そして、あまり弁当の機会がないという場合も、普段のごはん作りの中で子どもに一任できるものを一品二品と増やしていってみる!というのもおススメです。


とりあえず、子どもが「一人でできた!」を体感できるものを増やしてあげてみてください。そうすると、たまにの弁当の日も、ちょっと上手く持ち上げて声かけしていくだけで、「やるー!」となっていくかもしれません。


そんなふうに、自分だけでがんばろうとせずに、どんどん子どもたちに仕事をふっていっちゃっていいんです。逆にその方が子どもたちは生き生きとしていきます。そして自分もラクになっていきます。


自分も子どももhappyになる方法。それは、やってあげるを手放していく勇気、そして、子どもを信じて見守る勇気だと、私は思うんですよね。




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