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【子どもは台所に立たせた方がいい!】発達段階からみる意味

更新日:2023年8月31日



ご飯の支度中に幼い我が子が「手伝いたーい」と来る!なんていう経験はありませんか?


子どものやりたい気持ちを踏みにじるようで悪いんだけど、今は手伝わせている余裕がないんだよね‥とか、正直忙しい時にそうやって来るから面倒なのよね‥とか、子どもにやらせてもいいんだけど、危なっかしくて見ていられないのよ‥とか、そんな時には様々な感情が行き来してしまうもの。


私も2人の子育て経験を通して体感してきました。ホントに忙しい時に限って‥ なんですよね。(;・∀・) でもね、この、子どもたちの「手伝いたい!」に答えることの意味ってすごく大きいらしいのです!


ということで今回は、台所に立ちたがる子どもについて、私が教わった知識&実践していることを書いてみたいと思います。


子どもが台所に立ちたがる時どうしている?

幼い子どもが台所に立ちたがること、よくありますよね。


でも正直なところ、ちょっと迷惑‥と思ってしまってはいませんか? 自分でやった方がササっとできるのに‥何時までにやらなきゃいけないから今はそんな時間ないんだよ‥となってしまうことも多々あるかと思います。


しかし、その子どもの行動の根底にある発達段階での意味合いを知った時、私は捉え方180℃変わりました!

子どもの発達段階から見る意味

子どもが台所に立ちたがる時期:2~10才

子どもが台所に立ちたがる時期は2才~10才くらいの時なのだとか。中でも5才くらいがピークとなり10才以降は立ちたいとは言わなくなるといいます。


その理由は「人の役に立ちたい!」と思うからなのだそう。親を助けることによって自分の存在価値を見つけようとする本能からそういった行動になるというのです。

「共感脳」が発達していく時期:8~19才

そして、「人の役に立った!」という経験は「共感脳」を発達させることにもつながります。


「共感脳」というのは、人間が人間らしく居られるために一番の重要な脳のポイントと言われ「相手の気持ちを推し量る」といった働きをする所です。なので、ここの発達が未熟な場合、相手の気持ちがわからない、相手のことを考えられない、となり、いじめや暴力へとつながってしまうとも言われるのです。


すごく大事なポイント、ここが発達するのが8才~19才らしいのです。

子どもを台所に立たせる意味

↑の重なりがわかりますか?


つまり、「手伝いたーい!」と台所に来た子どもを、「ちょっと今忙しいからあっちでゲームやってて。」「こっちよりも宿題を先にやりなさい!」と追い返すとするでしょ。


するとね、子どもたちは「台所に立ちたい」と思う自分は悪い子なんだ。と覚えていってしまうのです。そしてそれが、「台所に立ちたい」と言わないことがいい、自分は親の役に立つことはできない、自分の存在価値はどこにあるんだろう‥というところまでつながっていってしまう場合も少なくない。


危険ですよね!?


自己肯定感も下がってしまうし、親の役に立てずで「共感脳」も発達しなくなるので、そのまま成長していくと、自分に自信も持てない‥ 相手を思いやることもできない‥ そんな人に育っていってしまう結果になりかねないんですよ。


だからね、そこでちょっと面倒くさいって思っても、「まぁいっか、次やろうと思っていたことは別に後回しにしても。」といった感じで、「子どもの今」を優先してあげるようにすると、子どもの台所に立ちたがる行為を受け入れられるようになるのです。


すると、子どもの「できた!」が増えていきます!子どもたちの目はキラキラと輝いていきます!そして料理作りの一番いいところは、それを食べて喜んでくれる人がいるというところなんですよ。


( ↑ サークルとみんなと作ったごはん。みんなと作ったごはんは、質素でもものすごくおいしいんですよ! )


どんなに見た目や味がイマイチでも、子どもが自分のために料理をしてくれたら嬉しくない親(家族)なんていない。だからみんな喜ぶでしょ。


その、親や家族に喜んでもらえた!という経験が、子どもの「共感脳」を発達させるのです。


すごいでしょ!? ここにある意味!


これを教わった時に、私は台所に立ちたがる子どもに対しての捉え方が180℃変わりました。その時間はチャンスでしかない!と捉えられるようになったんですよ!

家庭でもできる実践例

これはね、「子どもだけで作る弁当の日」という全国の小中学校に広がっていっている取り組みを最初に始めた竹下和男先生という方の講演会で学んだ話です。


子どもが作る”弁当の日” HP →→→ https://bentounohi.co.jp/about/


もう私は、このお話を聴いて感銘を受けてしまいまして!!!(*‘∀‘)  自分でもでることはないかな?それを早速やってみよう!と思うようになったのです。


家庭でも全然できるんですよね。というか、家庭だからこそできることがたくさんある!そのことに気づきました。

子どもが「やりたい」と言ってきた時が最高のタイミング

そこからは、子どもが台所仕事を手伝いたがる時は、何よりも子どもの気持ちを優先しようとするようになりました。


ただ、どうしても時間がない時もあります。そういう時はムリはしないで、「ごめんね、また次いつやろう。」を約束をします。そしてそれが口約束だけにならないように、実際にできる日時をきちんと伝えておくようにしていました。「ママ(親)の気持ちはあなたのやりたい!に、ちゃんと向いているよ。」と伝えるようにしていくことが大切だと思ったので。

友達や仲間と食事作りをする時間を作ってみるのも効果的

とは言っても、なかなか「食」に興味を見いだす時期というのはまだまだ月齢が低くて大変な時期だったりもするので、私の場合、親子サークルでみんなで食事作りをする機会を多く設けていくようにもしました。


そこでやっていることはとても単純です。みんなで集まるときに、「じゃあ、みそ汁に入れたい具材持参でー。あと米持参でー。」と声掛けをしていく。そして、材料持ち寄りで、みんなで集まり、持ってきた具材を自分で切る!米を研ぎたい人は米を研いで炊くスイッチを入れる!それを数人の親子でやっているだけなのです。


( ↑ サークルのみんなと食事作りをした時の写真 )


でも、その効果はものすごいです!


子どもはね、同じくらいの子が包丁を持って切っていると「自分も切りたい!」という意欲に変えていきます。自分より少し大きな子がやっていると「自分もあんな風になりたい!」という憧れに変えていきます。そしてそれをどんどん自分の中に取り入れていくのです!


そして親はね、子どもを見ながら気にかけながら調理しなくてはならない大変さでいっぱいいっぱいな毎日とは違って(←子どもは子ども同士で遊ぶので。)調理に余裕をもって取り組めるし、他のお母さんとの情報交換もできたりとして自分がいつも不安だった部分を解消する機会にもなっていき、そちらも本当に楽しそうな雰囲気になっていきます。


ただみんなで集まって、一緒にごはん作りをするだけですが、それで得られる効果ってものすごいのです!

手も口も出さないで見守ることの大切さ

そしてやっぱり大切なのは「できるだけ手や口を出さずに子どもを見守ること」


子どもたちは、誰の手も力も借りずに自分一人でやってみることによってそこに必要な力や加減を学んでいきます。


しかし、これがすごく難しい・・お母さんたち、ついつい手や口が出ちゃうんですよね。「でもそこを手伝わない、口を出さないことが、子どもの学びにつながるから。」と声をかけていくと、ぐっと我慢するんですよ。


そんなふうに「親が子を見守る」練習の場にもなっている。そういう姿を見ていて、こういう時間って本当に貴重だなぁ。としみじみ感じるときもあります。

まとめ

食事作りを子どもにやらせることの効果って本当にすごいんですよ! しかもそれを仲間内で共有できたらのなら、さらに相乗効果が出ていきます。


なので、子どもが「やりたい!」と言ってきた時には、できるだけ受け入れられるようにしていく心持ちでいること、できるときにはやらせるようにすること、が大事だと思います。


また、こういったことへの価値を共有できそうなお友達がいたら、一緒にごはん作りをしてみてもいいし、みんなで作ろう!的なイベントに行ってみてもいいと思います。そういうふうに、自分の今の生活環境の中からできることをやっていく!それでいいと思うのです。


ぜひ、こういったことに興味を感じてくれたのなら、「毎日の食」に意識を向けること、子どもが「食」に興味をもったタイミングでいろんな経験をさせてあげること、大切にしていってくださいね。



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