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イチから作るカレーライスの記録⑩稲刈り

更新日:2023年9月1日



令和3年、9月23日


田んぼが黄金色になり、彼岸花とのコントラストもきれいになっていくこの時期。6月にみんなで田植えした田んぼの稲が実ったよ。


さぁ、今度はみんなで稲刈りだー!


毎年親子サークルのみんなと田植えしている田んぼ

毎年親子サークルで関わらせてもらっているともくさ農園さんは、自然の循環を大切にしている有機農家さん。


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そして、そんなともくさ農園さんの一つの田んぼ、これまた、苗は手植え、稲の乾燥は天日干し、という素敵な田んぼ♡


そこに毎年親子サークルのみんなと手植えの田植えを手伝いに行っていたんだ。そして、そこから→稲刈り→新米を食べる会と継続性をもって農を感じられる機会にしていきたい!それが私の希望だった。


そんな田んぼのお米を、今年は「イチからのカレーライス」用にも使わせていただけるようにお願いしていくことになったんだ。

「イチから作ってみたい」という視点が入ったら意識の向く部分が変わった!



毎年関わっていた田植え~の一連

親子サークルでは、田植えだけじゃなくて、→稲刈り →新米を食べる会 までも継続的にやりたい!そう思って、いつもそれをやろうと試みるんだけど、でもなかなか実現できなかったんだよね‥


人手が必要な手植えの田植えはいいんだけど、稲刈りは手刈りするのは周りだけ。あとは手押しの機械で刈っていく。人手がどうしても必要なわけではないから、自分たちでできちゃう。が農家さんの感覚。


対してサークルのみんなは、「子どもと稲刈り体験をしたい!」という感覚だから、週末の幼稚園が休みの日がいい。という希望。平日だと子どもがいないからテンションが上がらないため、忙しいから行けない、となる。


そこに、稲穂がついてから何日くらいが稲刈りの目安。という作物のタイミングや天候のタイミングも重なる。


そんなこんなで、3~4年やったけど、稲刈りをサークルのみんなとできたことはなかったんだ。


だから、今年は「タイミングが合わない‥」ではなく、「タイミングを合わせる!」にしたかった。


そもそもの意識が違ったんだ。ただ「稲刈り体験ができればいい。」だと、やっぱり、日常の諸々が優先的になってしまう。


でも、そもそもの「農」って、自然と向き合い、自然と共存し合い、自分たちの食べるものを作り出させていただく工程なはず。だから、自然のタイミングや循環を軽んじて「自分が、自分が、」じゃ、表面的や部分的なものになってしまう。そして、それは私がやりたいこととはなんか違う‥


そこに入った今年の視点。「イチから作ってみよう!」という視点。

そこに至るまでの準備はどんな感じだったんだろう?

もうすでに、田植えを終え、稲刈り直前。


思い返せば、田植えをする前段階の準備には一切かかわっていないし、田植えからこの稲刈りまでの間も何も関わっていない。すべてを農家さんが管理してくれている、私たちはポイントで手伝いに行くだけ。そんな状況。


なんか「イチから」になっていなよねー。なんていう意見も出ていた。確かにそう。でも、私たちのこのペースやこの知識量・技術力では、やっぱり「イチから田んぼでお米を育てる」をやることはできなかったよなぁ。とも実感する。


だけどそれ以上に実感したのは、できたか?できなかったか?ではなくて、私たちの意識がどこに向いているか?の部分。


今までになかった視点。


  • 田植え前の田んぼの準備はどうしているんだろう?

  • 田植えから稲刈りまでの草とりってどれくらい大変なんだろう?

  • 田んぼの管理ってどんな感じだろう?


植えるだけ、刈るだけ、じゃない部分へも意識が向いていった今年の田植え~の一連。


きっと、そうやって意識を向けられたことにすごく価値があるんだと気づかされた。


後々の振り返りでSちゃんが言っていた言葉。


「田植えだけやること、稲刈りだけやること、に意味がないことはない。田植えや稲刈りを経験することによって、その間がどうなっているかに意識がいくようになるんじゃないかな。


なるほど!ほんとにそうだ!今年は「イチから作る」という目的をもったから、意識が向く部分が変わった。そして、「意識を向けること」‥なんかそれが全てのようにも感じてきた。


草が生えないようにする工夫がある!?

そんなこんなで、「田植えしただけで終わってしまってすみません。草とりとか大変でしたよね。」と農家さんに伝えていくと、


「この田んぼは、ほとんど草が生えないんだよね。」との返答。なんと植えてから今まで殆ど草とりをしていないのだとか。そして稲刈りにきた今日も殆ど草は生えていない状態だった。


「なんで草が生えないんですか?」と尋ねると、田植え前の準備段階での工夫があることを教えてくれる。最初にわざと草を生やして刈り、その後水を高く張る。自然に逆らわず、でも知恵をもって自然の摂理を利用する、という方法。


‥すごいなぁ。



そこにかけられていた知恵も工夫も手間ひまも、知らなかったなぁ。そして昔ながらのやり方のすごさ。自然の摂理を利用していく知恵を引き継いでくれた人々のすごさ。


‥ありがたいなぁ。


そんな農の良さを体感できた今日。


今年は3家族で継続的に関われた!

今年の田植えは親子サークルとカレー部とで重ねて一緒にやったんだ。その後、親子サークルは活動終了。でもせっかく田植えをしたからと「稲刈りもしたい人はぜひ」と誘ったんだけど、結局サークルメンバーさんは予定が合わなくて一人も来られなかった。


でも、カレー部の3親子はその後も継続的に関われたよ。もともと親子サークルのメンバーだったHちゃん親子とTちゃん親子、そしてmy親子



思い返せば我が家も自分が手伝いに来るだけだったなぁ。子どもたちと稲刈りに来られたのは今年が初めてだったことに改めて気づく。(まだ子どもたちが小さいころに稲刈りイベントに行ったことはあったけど。)


そんな稲刈り


かなちゃんはスッとやり方を覚え(思い出し?)刈っていく。とーくんも保育園で田植え-稲刈りはやっていたから知っている感じ。せい君・よう君もスッとやり方をマネて刈り始める。Tちゃんあーちゃんは毎年稲刈りを楽しみにしてくれていた親子、やっとこれたね、と嬉しそうに一つ一つ丁寧に刈っていく。自己主張をしたいみーちゃんは大泣き、田んぼにひっくり返って泣いていた。笑


刈り終わったら、稲を束にして縛る。そして、その稲束を稲架(はさ)掛けにしていく。


途中、機械も押させてもらったり、稲束運びの競争をし始めたりもする子どもたちは、とっても楽しそう♪


作業の一つ一つを「楽しい遊び」に変換できる子どもたちはすごい!でもそれって、すごく大事なこと。大人もそうありたいなぁ。一つ一つの作業を楽しんでいく、そこだよね



Hちゃんが言っていた。うちの子どもたち(せい君よう君)は、これで刈ればお米として食べられると思っていたみたいなんだと。まだまだ、食べられるまでにはいろいろあるんだって知れて、ほんとにお米になるまでの一連を体感していけてるよって。


あー、いいなぁ、こういうの。そして、こういうのを私はやりたかったんだよな!


ここから、脱穀して唐箕がけしてもみすりしてって、食べられる状態になるまでの作業はまだあるよ。そういう一つ一つを大切に体感していこうね。


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