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イチから作るカレーライスの記録㉓一年かけてできた一杯のカレーライス

更新日:2023年9月2日



令和4年3月13日


一年かけて準備してきたカレーの材料。そして、絞めて煮込んでいる鶏肉。これらが融合して一杯のカレーライスになっていく。


さぁ、今日は、この一年の取り組みの節目の時。


カレー作り本番


この日は、午前中に鳥絞めを行い、午後から、その鶏肉を入れてカレーを作っていきました。


そして、カレーを作る、その前に、みんなで一年かけて準備してきた材料がどんなふうにできたのか、それぞれが発表していく時間も設けたんだよ。


そして、この一杯のカレーライスを作るのに力を貸してくれた方々もたくさんいた。そんな方々をご招待してのカレー作りでもあったんだ。


  • 鳥を飼ってみたきーちゃん

  • じゃがいもを育てたとーくん

  • トマトはMちゃんの畑に採らせてもらいに行った。

  • にんじんを育てたせい君よう君

  • スパイスを育てたあーちゃん親子

  • 土から作るお皿にSちゃん中心に挑戦していき、

  • お塩はみんなで新潟の海まで行って作った。

  • お米は今年もともくささんと一緒に作らせてもらって、

  • スプーンもHちゃんWちゃんが中心になり、木を彫って作ったよ。

  • そして、先ほど行った鳥絞め、


それぞれが、その時のことを思い出しながらまとめた文章を読んでいく。それぞれが、その時お世話になった方に感謝の気持ちを伝えていく。


声が小さかったあーちゃんが、大きな声で発表している姿。



それぞれの成長。それぞれの想い。


たくさんのみなさんの支えの中で、この一杯のカレーライスはできました☺



一年かけて作った一杯のカレーライス

私は、不思議と、いつも食べているものと同じ味がした。


いつも、感謝の気持ちをもって「食べる」を出来ている、ってことかな?



それよりも何よりも貴重だったのは、みんなで一つのことをやり遂げようと取り組めたこの時間。


楽しいと思うことばかりじゃなくても、

つらいと思うことばかりでもなくて、

うまくかみ合っていかないと嫌になることもあるけど、

みんなと分かち合えると満たされていく。


でも、それを実現させていくための一人一人の過程や課題はちがって、そこに葛藤が出てくる場合もあったから、ペースが合わないことがあったり、噛み合わないことがあったり。


そこに気持ちが引いてしまうこともあった私。


でも、その葛藤をこえて成長していくHちゃんの姿、

一つ一つに真摯に丁寧に向き合っていくTちゃんの姿、

温かくそこに寄り添っていこうとするSちゃんの姿、

そして、みんなを信じて揺るがないKちゃんの姿、


そこに根底を思い出す。



素敵な仲間と過ごせた時間だったなぁ。


でもそれも、全然最後だとか思い出だとかそういった感覚にもならなくて、単に「今」。


一杯のカレーライス


そこにはみんなとの「今」がいっぱい重なっていた



みんな、ありがとう。

【おまけ】機械に頼らなかったお米のおいしさ!

カレーと同時に作った竹飯盒ごはん。


手で植えて、


天日で乾かして、


足踏みで脱穀したお米を、


手作業で籾すりして、


手作業で精米して、


手作りの竹飯ごうで焚いた。


すごく美味しいごはんになったよ。


機械が入ってないこととか、手作業で愛情がこもってることとか、竹で(天然の素材で)包まれて火で焚かれてることとか、そういうものがトータル的に合わさるとこうなるんだなぁ。と、


これだなぁ。


と思いました。




「イチから作る」


これだなぁ。


と思いました。



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この企画は、こちらのドキュメンタリー映画を参考にして、有志の親子さんたちで取り組んだものです。なお、登場人物の名前は仮名です。



「こどもたちと一から作るカレーライスの記録」23記事、ご愛読ありがとうございました☺



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