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イチからつくるカレーライスの記録⑰昔の人はどうやって籾すりや精米をしていたんだろう?

更新日:2023年9月1日



令和4年2月20日


いよいよ本番が近くなってきた! 田植え~稲刈り~脱穀~ と携わらせてもらっていたともくさ農園さんのお米、「そろそろ、籾すりをお願いします。一緒にやります!」と日程調整をしていたら、


ともくささんのご厚意で「必要なら精米もしますよ。何分づきにしますか?」と。


「どうする?」とみんなに確認していると、


「分づきっていうのもみんなよくわかってないよね、いくらかは自分たちの手作業で剥いてみたらいいんじゃない!?」とKちゃんから。



何それ!?おもしろそう!!

手作業で籾すり&精米する方法を調べてみる

昔教科書で習ったイメージ。瓶にお米入れて棒でこすっていく感じかな!?あれは、籾すりなのかな?精米なのかな?


そもそも、昔の人は玄米を食べていたのかな?精白したお米を食べるようになったのって江戸時代以降だって聞かない?


ということで、昔の人はどうやって籾すりや精米をしていたのかを調べてみました。(*´▽`*)

~籾すり方法~

「すり鉢に籾付きのお米を入れてすりこぎでこする。」そんな動画を見つけました。~結構剝けるらしい!



~精米方法~

「瓶にお米を入れて棒でこすり精米をしてみた!」そんなブログを見つけました!~結構大変らしい。そのブログには「総勢30人でこすり、6時間かかった!機械ってすごい!!」といてあった。




へー!!おもしろそう!!!


そこにかなちゃんが来て、「何調べてるの?」


「原始的な精米の方法!やっぱり瓶に入れてこするんだって!!」と伝えると、


「そうだよ!はだしのゲンで読んだもん!」って。


へー、じゃあ、やってみようよ!!!

実践

今日はともくさ農園さんに籾すりへ。



いつものメンバーでした☺


事前に「機械でやるから30分くらいで終わるよ。」と聞いていたんだけど、いくらか手作業でもやってみたいから。と、瓶を持参。すり鉢も持参。( *´艸`)


すると、ともくささんの地域の小学校でも、自分たちで育てた稲を手作業で籾すりするようなことを授業でやっていたんだって。でも結局卒業までに終わらなくて、機械での籾すりを依頼されたことがあるんだとか。笑


へー、そんな体験を小学校でやっているんだ。すごいですねー。


ということで、すり鉢やボール等、手作業で籾すりをするための道具をたくさん出してきてくれるともくささん。


みんなで、すり鉢にお米を入れてボールでゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、




ある程度籾が剥けたら、ふぅふぅと吹いてみると飛んでいく籾の殻。これ、扇風機で殻飛ばすんじゃない!?と「扇風機ありますか?」と聞いてみたら、「これがいいんじゃない!?」と昔ながらの農道具を貸してくれる。


その道具にお米を乗せて振りながら、トントントントンと殻を飛ばす。‥米まで落ちちゃうね💦むずかしい‥ 


でも、楽しい!!



子どもたちは、途中、遊びに行ったり、興味をもって作業の方に戻って来たり、そんなふうに負荷なくこの作業を楽しんでいく。そして、「へー、手作業でやるとこんなに大変なんだねぇ。」と大人たち。


その後、機械での籾すりも見せてもらいました。機械の仕組みを教えてもらいながら、楽しく、玄米になっていくお米を見ていく子どもと大人と。

帰宅後、手作業の籾すりの続きをするかなちゃん

でも、なかなか大変な手作業での籾すり。みんなでゴリゴリして籾が取れたものを瓶へ入れていく。とやっていったんだけど、瓶に入れられたお米には、だいぶ籾殻も一緒に入り込んでしまっている状態でした。(;^_^A




それを持ち帰ったら、我が家のかなちゃん、「籾すりやり直す!」と再び瓶から少量ずつお米を出しては、すり鉢でゴリゴリ。うちにはボールがなかったから、けん玉の玉を使ってゴリゴリゴリゴリ、ゴリゴリゴリゴリ、


窓を開けて外に向けて ふぅふぅふぅふぅ、ふぅふぅふぅふぅ


それを何度も繰り返し、気づくと、瓶に入れた分を全部きれいにやり直していました。



すごいな。。。


そして、今度はこれを精米する!!と、「棒ないの?」と探し始める。適度なものがなかったんだけど、竹のさい箸があったのでそれでこすり始める。「んー、でもちょっとやりずらいなぁ。」と、今度は篠竹の棒があったから、さっきの竹箸と合体させてつきやすい棒を作っていく。




子どもの興味からの行動ってほんとすごいな!!どんどん広がっていくし、これをするためにどうしたらいいか?とすごくよく考えていく。


これこれ、こういうのがほんとに楽しいんだよな。「イチからつくる」だから楽しいんだよな。



毎年一緒にやらせてもらっていた田植え。今年は、「イチからつくる」という取り組みもしているから、と、稲刈りだけでなく、脱穀や籾すりまで一緒にさせていただくことができました!


本当は、田植えの準備段階から一緒にやらせてもらえたらよかったんだけど。でもこの企画が上がったのが5~6月頃だったからなぁ。仕方なかったよね。なんて話も出ていた。


でも、全然、たくさんの気づきと発見と経験をさせてもらえた今年。


毎年サークルでは「田植え~稲刈り~新米を食べる会まで継続的にやる!」なんて言いながら、実際は田植えと食べる会くらいしかできていなかったし‥。そんな中、今年は、稲刈りも、脱穀も、籾すりまで、田植えから関わった仲間と一緒に体験することができたんだ!




そして自分自身も、いつも一緒にやらせてもらっていた田植えだけど、その準備段階から知りたい!関わりたい! 田植え~稲刈りの間の管理も知りたい!関わりたい! そういう視点をもつことができた今年の田植えからの一連。


ほんとに、それだけで十分な気がするなぁ。


人手が必要な手植えの田植えは別としても、稲刈りや脱穀や籾すり作業というのは機械化されているし、きっと、自分でやっちゃった方が早いんだろう。かえって人を呼ぶことの方が大変にさせてしまうだろう。とわかってはいたものの、一連で行うことに意味を持ちたい私たちのわがままで「やらせてください!」ってお願いしちゃった。


でもそれを、いつも嫌な顔せずに受け入れ、ご自身の時間を私たちの体験の機会のために割いてくれていたともくさ農園さん。本当にありがたいです。いつもいつも、ありがとうございます。



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