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イチからつくるカレーライスの記録⑲皿焼き~お皿は土から作ってみた!

更新日:2023年9月2日



令和4年2月23日


Kちゃん宅のお庭に穴を掘り、みんながそれぞれに成形してきたお皿を野焼きする。


お皿もイチから作る!土から粘土を作ってお皿にしてみよう!という試み。


粘土のお皿ができるまで

思いがけずお皿担当になったSちゃん

お皿はどうする? から始まり、気づけば、土から作ってみよう!となっていた。そして、その担当になっていったのはSちゃん。


それも単なる興味からだった。Kちゃんがun.chatさんという学び場の敷地内に粘土質の土を見つけ、これ、お皿にできるんじゃないかな!?と、そこからお皿を作ってみよう!となっていき、そんな授業をやる、となって手伝いに行ってみた私とHちゃん。


そんな様子をカレー部でシェアしたら、それがこのカレー企画用の皿作りだと勘違いしていたSちゃん。うちもマネして作らなきゃ!!となっていっていたのが、


じゃあSちゃんお皿やってみれば。アドバイザー的な存在の陶芸家のママさん(Aちゃん)もいるから。となった。


Sちゃんが、それが自分へのお皿の振りだと気づいたのは、ちょっと経ってからだった。

時間がない中、粘土までの過程を進めてくれたSちゃん

いろんなことがやりながら決まっていくこのカレー企画。


お皿も、どうする?どうする?と言いながら、Kちゃんが拾ってくるつながりや機会を、さぁ、実働で動いていくのは誰? といった感じ。


そしてこんなの突然の振りの中、自分がやらなきゃなんだ!?と気づいたSちゃんは、気持ちのアップダウンはあったものの、お皿の企画を進めていってくれたよ。


そして、どうやったらいいのかな?まずはどうしたらいいのかな?Aちゃんに連絡取ってみるか!un.chatさんの土、またもらえないかな?等、手探りながらにお皿企画は始まっていったんだ。


そして、土をもらいに行くのも、結局みんなのタイミングが合わずSちゃんが1人で動いていっていた。その土を乾かしふるったりするのはみんなで集まったタイミングでできた。でも粘土にしていく工程をAちゃんに教わっていったり諸々は、ほとんどがSちゃん一人で動いてくれた感じだった。


そして、時間がなかった。だから、土粘土作りの工程も十分にできなくて粗い粘土になっちゃったのもあるんだ。と言っていたSちゃん。


そして、もうカレー本番も間近!くらいになって、土から粘土までにしたものをみんなが集まるタイミングで配ってくれた。そこに市販の粘土を混ぜるも混ぜないも各々の判断でやってね。というスタイルで。そして各々がそれぞれに成形することになったんだ。


それぞれに成形

我が家は、市販の粘土ってどこで買えるんだろう?だったので、Sちゃんから受け取った土から作った粘土をそのままで成形してみたよ。


でもこれが、乾かすとすぐにヒビが入ってしまう。少しの刺激でそれが広がる・・といった様子で、何回も濡らし直して成形し直す感じになっていた。


そんな中、うちにあったEM活性液を薄めて使っていたスプレーの液を吹きかけて成形をしてみたら、なんだかまとまりが違ったんだよね!やっぱり菌が入っていると違うのかな!?なんてみんなにシェアしていきながら、それで成形したお皿を乾かしていったよ。


他のみんなは市販の粘土を混ぜてから成形をしたみたい。Hちゃんは両方やってみたと言っていたかな。Sちゃんも両方やったみたい。



↑赤っぽい色をしているのが混ぜ物なしのお皿。

野焼きにて皿焼き

庭で野焼きしてみる

そして今日は、Kちゃん宅のお庭で皿焼き。


庭に穴を掘って、持ってきた灰を入れて、また枯れ木を入れて焼いていく。灰が増えて温かい状態になったら各々のお皿を投入していく。



  • 木が足りないね!

  • 拾いに行こう!

  • じゃあ、私は火の番してるね!

  • 焼き芋もやりたいね!

  • さつまいも買ってこようか!!

そんなふうに火を囲んだみんなとの時間。




あー、やっぱり、カレー部のみんなと居る時間は楽しいなぁ。

そして焼き上がりへ


そして、ぼちぼちいいかな。と火を消し、冷ましていく。


午後からは、カレー作り当日へのイメージ作りということで、それぞれにカレー用に準備してきた材料と同品目同量の材料を持ち合わせて、当日の流れを確認しながらカレーを作ってみよう!と試作していったよ。


その間、ゆっくりじっくりお皿を冷ましていったんだ。


意外とね、最初にバンッ!!と、えっちゃんの小さいお皿が割れただけで、他のお皿は割れる様子はなかったんだよね。


それだけでもすごいねー。とみんなで言い合って。(*^^*)


そして、試作のカレーが出来あがり、おいしく食べた後、「カレーに入れるお肉はどうする?」と子どもたちと話し込んでいくKちゃん。


気づけば、外は真っ暗に。


お皿!取りださなきゃね!!


とみんなで外に出て、恐る恐る取りだしてみると・・


みんなのお皿は、無事焼けていた!




すごいねー!!やったねー!!!


みんなの感動の声。


そこには、残った火種がキラキラと輝いてもいたよ。




後日、続々と割れてしまうお皿たち

そして後日。


よう君がお皿を落として割っちゃったとHちゃんからシェアがあり、



きーちゃんが、お皿を洗ったら割れちゃって大泣きだよとKちゃんからシェアがあり、



我が家も、とー君のお皿を流水で洗おうとしたらビリビリビリ…といった触感になり嫌な予感・・ ハッとすぐに水を止め乾かすもちょっとヒビが入った状態・・ そして乾かしていく間にぱかんっと2つに割れてしまったんだ・・



そっかぁ。とSちゃん。


Sちゃん宅のお皿は全然大丈夫だったんだよね。水で洗うのも全然普通にできていた。混ぜ物した方もしない方も。


「あの後もAちゃんの陶芸教室に通っているんだよね。そっかぁ、練るところとかもみんなで一緒にできたら良かったんだろうね。でも、初めてでここまでできたこと、割れずに焼き上げられたこと、それだけでも良かったよね!」と話すSちゃん。



うんうん、ほんとにそうだね。


結局、最終的にカレー用の野焼き皿は、割れを修繕してみた我が家、お皿だけじゃ不安だからと竹皮と一緒に使った子もいれば、お皿が割れちゃった子は竹の器を作ったりもして、勿論、野焼きの器を無事に使えた子もいた。そんないろんな器のある風景となったんだ。


そんなお皿、みんなで土から作ってみたお皿、貴重な経験だったね。



↑カレー作り当日、最後にSちゃんが記念にとみんなにくれたにこちゃん素焼き

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