「イチからつくるカレーライス」の記録②みんなでカレーライスを作ってみよう!
- ctdwy842
- 2023年2月7日
- 読了時間: 9分
更新日:2月13日

何の事前準備もなく突如始まったこの企画。
「一年かけてカレーライスを子どもたちとイチから作ってみよう!」
しかし、そう言い出したのは5月頃。野菜の植え付け時期にはギリギリだ!?もう間に合わないものもある!?
さぁ。どうしよう・・
令和3年、6月13日
まずはみんなで集まってカレーライスを作ってみることにしたよ。
みんなでカレーライスを作ってみよう!
「一度みんなで集まって、カレーライスを作ってみたらいいよね!」と、この企画の初日は、
子どもたちで話し合って必要な材料を考えて、子どもたちだけで買い物に行って、子どもたちでカレーライスを作ってみる!
そういった形で始まることになりました。
事前にお母さんから、「みんなでイチからカレーを作ろうと話しているんだよ。」「今日はカレーを作ってみる日なんだよ。」と聞いて、楽しみいっぱいに集まってきた子どもたち、
そんな今回のメンバーは、(名前は仮名です)

小6のかなちゃん … 責任感は強い、でも自己主張が少なく、でも優しく穏やかな子
小3のきーちゃん … 元気ではっきりしていて、今をストレートに生きている子、周りにも目がいくよ。
小2のとーくん … 元気いっぱいの男の子、集中すると自分の世界に入り込んでしまう
小2のつきちゃん … お母さんの中の迷いが強いみたい、あんまりしゃべらなくてマイペースな子
小1のせいくん … 優しくて気がまわせる子、いつも一生懸命なお母さんが大好きな長男君
年長のあーちゃん … あんまり大きな声で話さないんだけど、エネルギーはある子、この時はまだお母さんと離れることに不安が強かったんだよね。
年中のようくん … せい君の弟。大好きなお母さんがいなくてさびしい、でもお兄ちゃんが一緒、まだまだお母さんに甘えたい年頃の次男君
カレーを作るために何を買ってくればいいかな?どうやって買い物していくかな?の話し合い
さぁ、今日作るカレーライスの買い出しについての子どもたち中心の話し合いが始まります。
ここで仕切っていったのは最年長のかなちゃん。

でもね、
元気いっぱいでふざけながらじゃれ合いながら話し合いに参加している、とー君・せい君・よう君の男の子たち、
あんまりしゃべらないつきちゃん・あーちゃんの女の子たち
きーちゃんは他の子より経験が豊富。カレーを作るために思いついたことを出していきます。
↑こんな多様な感じ。まぁ、まとまらないよね‥
うるさい男の子チームはふざけるし、買い物のチーム分けも「誰々と一緒がいい!」「それはヤダ!」等と勝手なことばかり。その対応にいっぱいいっぱいになっていくかなちゃん。
それを見ていたKちゃんは、「かなちゃんは声の大きい子の話は聞けるけど、声の小さい子の話は聞けていないね。」と。「そこのフォローをきーちゃんがしていく形がいいのかもね。」とも。
こんなふうに大人たちにも、たくさんの発見があった。
すると、買い物をチーム分けして行うことになり、そのチーム分けは、【かなちゃん・とー君・せい君・よう君チーム】と、【きーちゃん・つきちゃん・あーちゃんチーム】になったんだ!
「すごい!丁度よかったね。」なんて話し、見守っていた私とKちゃん。
そして買い物へ
なかなか話がまとまらなかったんだけど、大人が愛の手を入れてちょっと時間を意識させ、やっと行けました。
目的のお店は歩いて30分くらいかかる距離のところにあります。結構暑い日だったので、移動だけでも大変な陽気の中、まっすぐとお店に向かう子どもたち。
買いものは子どもたちだけで行くことに。あーちゃんはまだちょっとお母さんと離れるのが不安だったから、お母さんは撮影係として後方からついていく形にした。
そんな買いものでの様子はどうだったのかな? ここは後々見えてきた。
あーちゃんのお母さんがシェアしてくれた動画では、みんなとても生き生きしていたんだよね。
そして、この日各々がお家に帰ってからそれぞれのノートにまとめていた言葉。
そこからも買い物の時の子どもたちに心境がわかったのだ。これはね、各々に感じていることがほんとにそれぞれで面白かった!
特にきーちゃんのまとめにはいろいろな心境が綴られていて、すごいなぁ。と感心。それをまた我が家のかなちゃん・とー君と共有していき、きーちゃんの感想を見て思ったことをまた感想として書き出していったりと、そんなやりとりがとても楽しかった。

きーちゃんはいろんなことを考えていた。
自分はお店の場所を知らない。(今回は我が家でやったので、我が子のかなちゃんととー君以外はお店の場所を知らなかった。)なのに、かなチームは先にどんどん先に行ってしまって嫌だった。という内容のことも書いてあった。
それを読んでハッとしたとー君。その状況に気づいてはいたけど、どんどん先に行ってしまう男の子たちを追いかけるしかなかったかなちゃんの心境もこの時のやりとりで知った私。
そしてもう一つの気づき。
買い物から戻ってきた時に、かなチームは、男の子が大きな大根1本を3人で交代しながら持ってきて、残りのものは全てかなちゃんがマイバックで持って帰ってくるという形だった。
それを見たKちゃんは、「かなちゃんは自分で全部やってしまう。」と感じたそう。
そして、Kちゃんの子であるきーちゃんの感想にはこうあった↓
かなちゃんの荷物が多くて重たそうだったから、自分は軽かったから「持とうか?」って言ったんだけど、「大丈夫」って返されて、そうか、かなちゃんは重い荷物を持ちたいんだ!って思った。と。
それを私はかなちゃんに聞いてみた。そしたら、かなちゃん自身はそれを重たいとは感じていなかったのだ。男の子たちが重い大根を交代で持って帰る!その方法がこのチームの出した一番最良の在り方だったのだろう。だから、そこになんの煩わしさも感じていなかったかなちゃん。
面白いですよね、それぞれにものの捉え方が違うんですよ。
きーちゃんチームは、みんなで荷物を分担して持って帰ってくる。そんな方法で帰ってきた。
そして、やっぱりかなちゃんチームの方が帰ってくるのも早かった。だいぶ遅れてきーちゃんチームが戻ってきた。そして早く家についていたかなちゃんや男の子たちに、「荷物もつの手伝いに行ってあげたら?」と声をかけた私たち。でも誰も行かなかった。そこもちょっと気になったのだった。
こんな感じに見せられたそれぞれの課題。
まぁ、でも、無事に買い物できてよかった。
そしてみんなでカレー調理、泣いてしまったかなちゃん
お疲れ様。でもゆっくり休んでもいられない。さぁ、カレーを作ろう!
「お米炊いてくれる人?」はい!「じゃあ、とー君お願い!」
あとは野菜を切るよ。野菜切りはみんなある程度経験があるから黙々と取り組めていたのだけれど、ある程度やることが終わって手が空いてしまうと、何をしていいかわからなくなった男の子たちは遊びだす。女の子たちも何をしていいかわからないから見てるだけの状態に‥
そして一番上のかなちゃんは、自分がカレーを作ることで精いっぱいになっていく‥
そんな様子を見ていてKちゃんと話し、ここでかなちゃんにアドバイスをすることに。
「かなちゃんは、自分が一生懸命作るんじゃなくて、みんなに指示できるといいんだよね。」そんなふうに私からちょこちょこ声かけをしていくと、
もうどうしていいのかわからなくなって、さらにいっぱいいっぱいになってしまったかなちゃん‥
遊んでいる男の子たちに「ほら、カレー作るよ。」と声をかけたんだけど、男の子たちはふざけて話を聞かないから、もうどんどんわからなくなっていって、、

「わーん」と泣き出した‥
そして私(お母さん)のところにきて泣き伏せた。「どうしたの?」と聞くと、「男の子たちが言うこと聞いてくれないー」と泣きながら訴えた。
そこで、ズーンと沈んだ男の子たち。

とー君は何か言いたそうに真っ赤になっていたので、呼んで話を聞いた。そしたらね、「自分は手伝いたかったんだけど、せいとようがどいてくれなかったんだ」と泣きながら訴える。
すかさずとー君に対して「ごめんね。」と言うせい君よう君
とー君は感情が高まると元に戻るまでちょっと時間がかかる子なのですぐに返事は返せなかった。だからそのままそっとしておいた。
そして、せい君よう君に「かなちゃんには何かない?」と聞いてみた。そしたら、これまたすぐに「ごめんね。」という2人。
かなちゃんは何も返さなかったけど、心がふっと落ち着いた感じがあった。(とー君にはちょっとクールダウンの時間をあげて、)さぁ、仕切り直してまたやろう!となったのだった。
ここでKちゃんからのアドバイス。
「何をやったらいいかがわからないからフラフラしちゃうんだよ。やることを明確にしていって、小さい子たちにもわかるようにしていったらいいんじゃない?」と。
それをできるほどの余裕がない大きい子の気持ちもわかる。
でもKちゃんの言葉をきっかけに、子どもたちなりに次は何をするのかな?を整理し始めていった。そして、その後からはちょっと雰囲気が変わっていったのだ。みんなでやろう!という気持ちが表に現れてきた、そんな感じだった。
そこに、クールダウンできたとー君が戻ってきた。上手くみんなの輪に戻れるかな?と見ていたら、きーちゃんのさりげないサポートでスッと戻れたのだ。すごいすごい。さすがーきちゃん!

そして出来上がったカレー。じゃがいもが固い!と火を止めないでいたら底が焦げちゃったらしい!!とか、塩も入れ忘れちゃったらしい!!とか、笑いいっぱいの中の出来上がりだった!
みんなで作ったカレーをいただきます。
出来あがったカレーを一番によそったのは、一番大きいかなちゃんだった。そして小さい子たちは最後の方。そんな中、ごはんを落としちゃった子もいた。かたわらでは、よそった子から食べようとしていたりもする姿もあった‥
またちょっと感じた統一性のなさ‥
「みんなのことを待とう。」と声かけをしていってからの、いただきます。となった。
そこで再びKちゃんから。
「こういう時も大きい子が先によそるんじゃなくて、小さい子からよそれるようにしてあげられると、Kちゃんは嬉しいな。」との声かけ。
そこでまた表情が曇るかなちゃん…

たくさん見えたかなちゃんの課題。そしてこのカレー企画で集まったみんなの課題。
でも無事、みんなでカレーを食べることが出来た。
そして食べながら、「みんなでイチからカレーを作ってみたいか?」を再度確認し合ったんだ。そして、みんなが「作ってみたい!」と返してくれたから、それぞれが何を育てるか?の話し合いに進んでいった。
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