玉ねぎ収穫はつまらなかった!?
令和3年、6月22日
先日の玉ねぎ収穫の感想を聞いてみたら、、
我が家のかなちゃんととー君の口から出た感想は・・
「つまらなかった」
「飽きた」
いやいや、楽しそうにやっていましたよ。でも確かに、そんな感情もあったんでしょうね。ここで改めて感想をノートにまとめることに。
すると、みんなでワイワイできたことは楽しかったようなんだけど、やっぱり途中から飽きちゃったみたい。
自分で育てていないからかな?
それにね、途中から合流したときにKちゃんが言っていたこと。
間違ってスコップで掘るときに傷つけちゃった玉ねぎがあったんだけど、子どもたちはそれを投げて遊びだしたんだって。
「食べ物なんだからそういうことはやめて。」って言ったんだけど、きっと自分で育ててないからだよね。って。
ホントにそうだなぁ。と感じた私。
子どもたちの「つまらなかった」の感想を聞いたときにも、同じことを感じたんだ。だから、こう伝えたんだよ。
「自分で育てたものじゃないからじゃない!? だからやっぱり、自分で種から育てた方がいいよ。」
「とー君が担当のジャガイモも、今からじゃ間に合わないんだったら、今から植えられるいもを探したらいい。」
「かなちゃんのニンニクもねー、今からじゃ間に合わないんだよね‥ 大根は秋撒きでいけるよね。あとは、何か今から種から育てられるものを家に帰ったら調べてみて育ててみたら?」
すると、そっかぁ!と思った2人は、さっそく家庭菜園の本で調べ出しました。そして、「あ、コレ今からで大丈夫!コレも今からで大丈夫!」と発見しながら、最終的には、かなちゃんは、ゴマを育ててみる!となり、とー君は、じゃがいもは秋撒きもあるみたいだから、秋撒きでじゃがいもやる!となりました。
じつはね、うちの畑にも私が植えたじゃがいももあったのです。だから、とー君がじゃがいも担当になった時、私は、「あ、私植えてた!よかった~」と思ったんですよね。
でも、当の本人のとー君はまったく興味を示していなくて、「うちにじゃがいも植わってるよ。」と言っても、「どれ~?」といった感じでした。「毎日見ているこれだよ!」と伝えても、「へー、これじゃがいもなんだー」といった薄い反応。
そっか。私は自分で植えたから、じゃがいもに対しても他の野菜に対しても愛着があるし、大事にしたいと思う気持ちがあったけど、子どもたちにとってはそれも「誰かが植えたもの」にすぎなかったんだなぁ。きっとKちゃん宅の玉ねぎもそう。
いかに自分事にしていくか、が重要ですね
この企画を始めるときにKちゃんが言っていたこと。みんなが「自分事」として取り組めるようにしていきたい。って。
それをまさしく今、体感しています。
私がやっていた親子サークル。どうしてもいつも自分が頼られてしまうことに違和感があって。「私は誰かに何かをやってあげたくてこのサークルを創めたわけじゃないのになぁ。」「もっと一人一人が、自分で動き出す活力をつけてもらうために創めたのになぁ。」そんな想いが交互していた今日この頃。
『自分事にしていく』
これなんだなぁ。と思いました。
「みんなでやる!」と言いながら私がやってしまっていたことが多かったんだろうな。だから、みんなの中にやってもらえる感覚が入ってしまったんだろうなぁ。
そんな気づきもいただいた今回の玉ねぎ収穫の一件。
とー君はね、みんなと一から作るカレーライスを楽しみにしている様で、じゃがいもを秋撒きで育てる!って決めたときに、ノートに「あきまきでじゃがいもを1からつくる」と書いていました。
『1から作る』
だから、自分事になるんでしょうね。
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