令和3年、7月22日
学校でミニトマト育ててるよ!ととー君
それこそ、自分で種から育てたトマト!ぜひ「イチからつくるカレーライス」に入れてあげたいな。でも、それだけじゃ全然足りないよね‥
うちにも庭に植えてあるミニトマトがあるけど、それでも全然足りないよね‥
トマト育てるって言ってたつきちゃんちは‥ あ、それっきりだな‥
さぁ、カレー用のトマトはどうしよう‥
とー君の学校のミニトマトはほとんど熟して落ちちゃった‥
トマト担当は‥
小2のつきちゃんが学校で育てていたミニトマトの残りを家の庭にも植えたよ。と話していて、今回のカレー用に作る!とも言っていたんだけど、
つきちゃん宅はお母さん自身にいろんな葛藤があって、結局、この企画にあんまり来なくなっちゃったんだよね‥
そして、夏!本格的な夏!!
うちの庭に植えたミニトマトが赤くなり出した。とー君も学校で育ててるミニトマトが赤くなったよ!と数個ずつ持って帰ってくるようになった頃、
カレー用のトマトはどうしたらいいのかな‥ と気になりだした私。
うちの庭のミニトマトじゃ足りないし‥ でも、じゃがいもで学んだ「やっぱり子どもが種から育てたものを使っていった方がいい」という思いと、やっぱりとー君が学校で育てているトマトも使ってあげたい‥ でもそれももう赤くなり出している状況‥ ピューレにしてとっておこうと言ってたけど、このちょっとの量でピューレにするのも難しいし‥
思考はあちこちに巡るだけ。
そんなこんなで時間は過ぎ、授業参観で学校に行ったときにふと見たら、とー君の鉢のトマトは実がたくさんついていたけど、そのほとんどが熟してつぶれているような状況だったんだ。
あ、私が、「とー君のトマト、カレー用に使おうね。」と言っていたからかな。採らないでとっておいてくれたのかな‥ でもそれで、結局は全部熟してつぶれてしまったのかな‥
なんて残念な‥ (/_;)
救世主現る!「トマトロスがあるからつかってもらえたら嬉しいよ」
そんな中現れた救世主。
Kちゃんの知り合いで農家のMちゃん。
ちょうどね、子どもの学びの場の活動をしているところで、たまたま行き会ったんだよ。ちょっと活動の手伝いに行ったら、その方も来ていた感じでね。
でね、うちのトマトぜひ使って。と言ってくれたんだ。「もうトマトの時期も最後だから熟しちゃってるけど、ピューレ用なら使えるからぜひ。」と。
もう、こちら側としても、自分たちでやりきれない時は人の手を借りるのも全然ありだよね。というスタンスだったから、今回のトマトのお誘いも、ぜひぜひ!となり、じゃあ、今週末に伺わせてください!と話は進んでいったんだ。
そしてね、Mちゃんからはこんなメッセージが。
「トマトロスになるものはあるから使ってもらえると嬉しいよ。でも終わり間近のハウスは、傷んだトマトもたくさんあって綺麗じゃ無かったり虫もたくさんいるからイメージ悪いかも知れないんだけど。」と。
もう、ぜひ、そんな食品ロスの話もしてほしいよ!とKちゃんは返したそう。
すごいですよね。思っていなかった展開。
トマトを上手く自分たちで育てられなかった‥
→ 農家さんの好意でトマトを収穫させてもらえることになって、&食品ロスのお話を伺える機会にもなった!
すごいなぁ。
そして、「こういった機会が無ければ痛んで落ちていくだけのトマト達‥ 使ってもらえて喜んでいると思います。」と言ってくれたMちゃんの言葉。
私たちのイチから作るカレーに、そういったトマトたちを使えること、こちらこそ感謝でいっぱいの気持ちになりました。
トマトピューレを作る
トマト収穫の日。私は仕事でいけなかったのです。そして、かなちゃんも友達と遊ぶ約束をしていた日だった。ということで、我が家はとー君のみの参加。
そして、たくさんのピーマンを抱え、笑顔で帰ってきたとー君。持っていったビン2つにいっぱいの今日作ったトマトピューレ(の未完成品)と、加工しきれなかった完熟トマトも持ち帰ってきたよ。
熟して割れちゃっているトマトもいっぱいあったから、早々に切って火にかけました。
そして次の日。昨日持ち帰ってきた(未完成品の)トマトピューレをさらに濾して種と皮を取り、さらに火にかけ煮詰めます。朝から火にかけ、やっとトロトロになったのは午後3時ごろ。
こんなに時間がかかるんだねー。いつもただ買っていたトマトピューレ。こんな労力のもと作られているものだったんだなぁ。と改めて感じた私。
せっかくだから、保存食として、脱気できるビンを買ってきて、保存してみようかな。
行けなかったかなちゃんもお家で一緒にピューレづくりをすることで感じたもの
かなちゃんはね、小4の時だったかな。学校の授業で食品ロスの勉強をしているんだよね。
授業参観(学習発表会)で、グループごとに分かれて発表をしていて、食品ロスについての発表をしているグループがあったことをすごく覚えているんです。(かなちゃんはそのグループではなかったんだけど。)
「こんなにもたくさんの食品ロスがあることを知って、私は給食を残さずに食べようと思いました。」なんて感想を言っている子がいてね、
あー、こういう勉強もするんだなぁ。と感心して見ていたんだけど、でも同時に、その子たちの中にどれだけその食品ロスの問題が自分事として入っているのかな?なんて疑問も感じたんだよね。給食を残さない方がいいと思えたとしても、結局はその子の日常は何も変わらないんじゃないかな、と感じたというか。
かなちゃんはね、普段から私が「もったいない!!」とか「EARTHおじさんが泣いちゃうよ!!!」とか口うるさく言うからか、そういう事柄には興味があるみたいで、
「今回収穫させてもらったトマトは食品ロスになっちゃうトマトだったんだって。」と話したら、興味深そうだったんだよね。そして、自分も行きたかったな、って思ったみたい。
でも今回はタイミングが合わなかったから、このとー君が持ち帰ってきたトマトをピューレにするのを一緒にやろう。と言ったら、一生懸命、切って、煮て、裏ごして、とやってくれていました。(^^)
ピーマンからの副産物はご近所さんの笑顔
そしてね、売り物にならないというピーマンもたくさん収穫させてもらったみたいで、大袋にたくさん持って帰ってきたとー君。
すごいね。あ、でもうちじゃ食べきれないね。。。
ということで、ご近所さんにお裾分けに周りました。
そしたらね、みんな笑顔で「いいんですか!? ありがとうございます。」と受け取ってくれて、そんな姿に私も笑顔にさせられたんですよ。
ロスになった野菜たちに、たくさんの学びと笑顔をいただけた。そんな時間でした。(^^)
みんな みんな ありがとう。
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