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「自主学童保育」をやってみた!~今の自分を顧みれたことでひと回り成長できた息子君~

更新日:2023年9月1日


そんなこんなで自分たちで創っていく「自主学童保育」をやってみた3週間。自然の中でのびのびと遊ぶ子どもたちと、気持ちを開放していく大人たち。ほんとに開放的に過ごせた時間でした。


でもね、やっぱり楽しいことばかりではなかったのです。大人も子どもも、いろんな葛藤や上手くいかない経験もたくさんしていきました。


だけど、だからこそいいんですよね!上手くいかないことも、それらは全てその人の「経験」となっていく。そういった時間を共有できる仲間がいたことに何よりも価値があると感じます。そんな素敵な時間・空間、それがこの2021年夏の名草学童だったと思うのです。


そしてここには、私と息子君の記録を残しておこうと思います。


3週間後の自分への手紙

この学童で、もう一つ、とてもいい取り組みになったと思うのが、「3週間後の自分に手紙を書こう!」というもの。


この学童期間を終えたときに、少しでも自分が成長していますように。そんな願いを込めて、そんな経験となる時間を過ごしてほしくて、みんなに学童を終えた3週間後(1週間休みが入ったから4週間後)の自分に手紙を書こう!と提案してみたのです。


息子君の伸びしろ

今回我が家は、小6の娘ちゃんは別途子どもキャンプに出かけていたため、小2の息子君が主の参加でした。



そんな息子君はね、自主保育で自由に育ててきたのもあり、もともとの性格やエネルギー的な部分も含めて、やっぱりこういう自然の中だととっても生き生きする子なんですよね。


ただ息子君の場合は、何かに夢中になると周りがみえなくなって、興味の対象のそこしか見えなくなる、というところがありました。


例えば学童初日も、みんなでやりたいことマップを作り終え、じゃあまずは場所の確認をしに行こう!自然の中は限りがない、だから、行っていい範囲を決めて印をつけておこう!となったのです。そしてみんなで東西南北範囲を決めて木にリボンを結びに行きました。


こっちはー?と半分川遊びの気分で川を下りながら「ここまで」を決めていく子どもたち。そんな中、川での遊び(石を並べて橋を作ること)に夢中になっていった息子君。もう彼にはその石を並べていく作業が楽しくてたまらない状態。でもね、みんなは先に進んで「この辺までかなー」とリボンをつけていく。取り残されている形になっている息子君。でもそのことに気づいていない息子君。


あ、こういうところを、もっと周りが見えるようになっていってほしいな。そして、「自分のこれがやりたい!」だけじゃなく、みんなとともに動いていく、ということができるようになってほしいな。と思った私。


そこで、今まで私は、息子君に対して「もっとこうできるといいよ。」というようなことを言ったことはなかったのですが、今回は言ってみようかな。と思ったのです。


初日の活動を終え、息子君が3週間後の自分への手紙を一生懸命考えながら書いた後になってしまったのですが、


「あの時、こういう状況でこうなりそうだったでしょ。だから、○○君はもっと、自分の『これやりたい!』だけじゃなくて、周りも見えるようになるといいんだよね。それを自分の目標にしてみたら!」


と声かけしてみたのです。


そしたら、ぐぁっと涙目になった息子君。「でも、もう手紙書いちゃったもん‥」とすね気味。


「いいんだよ、手紙に書いたことは書いたことでやっていけばいい。でも、こっちも目標にしてみたらいいんだよ。」と伝えると、


息子君はそれを受け入れたようでした!私の想像以上に息子君の受け入れは良かった。もうそれだけで私は「この子は成長したなぁ。」としみじみしてしまいました。


幼少期はほんとに自分が嫌だと思ったことは頑なに拒んだり、自分が!のエネルギーが強かっ息子君。


それが悪いわけではない。でも、みんなと共に過ごす時間の中では協調していく柔軟さも必要。そのためにはまずは自分を顧みれることが大事。


息子君もそれをできるようになったんだと思えた瞬間でした。


3週間後の息子君


そして3週間後、名草学童最終日。


初日にやりたいことマップであがっていた「ほめあいっこ」が実現しました!!


最初に「3週間後の自分」へ書いた手紙をそれぞれに返して、一人一人、書いた文をみんなの前で読んでいくことにしたのです。すると自然と、それを聴いたみんなからも本人に言葉が返っていくような形になっていきました!


息子君も、自分への手紙を読み、そしてみんなから返された言葉も、頼りにされていたというような内容の言葉でした。


そこで、私からも言葉を贈りました。手紙に書いたことの他に一緒に立てた目標もあったことをみんなに伝え、そして今みんなにもらっていた言葉を聞いて、こんなふうに思ってもらえるような在り方をできていたことを嬉しく感じたと伝えてみました。


*****


その時の照れながらも嬉しそうな心、ちゃんと見ていたよ。(^^) 君はすごい!いろんなことを自分自身の中で解決できるようになったんだね。


自分を理解できると、周りも理解できるようになるんだね。すばらしい。(´―`)


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自然、仲間、自分 それがあれば、こんなにも人は伸びていく。変わっていく。


そんなことを体感できた夏でした。(´―`)

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