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イチから作るカレーライスの記録⑪木を彫ってスプーンを作ったよ!

更新日:2023年9月1日



令和3年、10月2日-3日


それぞれが作った、それぞれのスプーンが完成―!!


スプーンも木から自分で作ったよ☺


「チームスプーン」担当になったのは

5月17日、Kちゃんとの最初の打ち合わせ。


どんな感じでこのカレー企画を進めていこうか?


「チーム○○」みたいにして、みんなでやるんだけど、それを中心にやるリーダーをつくる!そんな感じにしよう!

  • 「チーム野菜」‥せい君、よう君がリーダー

  • 「チーム塩」‥とー君がリーダー

  • 「チーム鳥」‥きーちゃんがリーダー

…… etc ……


私とKちゃんで何となくこんな割り振りだとフィットするんじゃないか、という案を出していく。


そこで「チームスプーン」としてあがったのが、Hちゃん(ママさん)、Wちゃん(中2)、かなちゃん(小6)の3人だった。



WちゃんやHちゃんはイベント企画をしたことがないらしいから、そいうことをやってみる機会にしてほしい。そしてかなちゃんは手先が器用で細かい物作りが好きだし、WちゃんやHちゃんと一緒に動くことがいい経験にできるんじゃないかと。


そんな想いを込めて「チームスプーン」でどうでしょう?と声をかけていってみたんだ。そして3人もやってみる!となった。ということでスプーンに関してはこの3人で進めていくことになったんだ。


そしてそこに現れた助っ人!スプーン作りワークショップ等をやられているRさん。


Rさんは、Kちゃんが引き寄せて、そしてHちゃん個人ともつながっていき、人のつながりってこういうふうに広がっていくんだなぁ。と改めて見せてもらった私。


そんなこんなでのスプーン作り。まずはチームスプーンの3人でRさんに習いにいくところから始まったよ。さぁ、一度みんなで木掘りでスプーンを作ってみよう!!


そしてそこに、ちょうど名草学童で一緒だったおっ君(小6)も加わることになった。


そして 8月2日、4人は丸一日がかりで、「木彫りのスプーン作り」を習いに行ったんだ。


その日我が家に帰ってきたかなちゃんは、「楽しかったよ!」ととてもいい表情。そして今日作ったスプーンを嬉しそうに見せてくれた。また、Rさんの友人の人が来てかき氷を作ってもらったんだよ。焼きマシュマロも食べたんだよ。とも話し、今日一日を充実して過ごせたいたことがすぐに感じ取れたよ。


Hちゃん


Hちゃんはね、感性が豊かで、すごくストレートな人。そして何事にも誠心誠意で向き合っていく。また、愉しさももっているよ。そんな素敵なママさんなんだ。




*****


<そんなHちゃんの記録>


8/2 Rさんにスプーン伝授してもらった。

メンバー:Wちゃん、かなちゃん、おっくん、私。 9時から4時くらいまで、休憩2回、お昼1時間。みっちり!


Wちゃんは、もはや心得が違った。Rさんの話す言葉をメモし、動画を撮り、質問し。その姿勢に、勇気を貰った。そして、「楽しかった〜」の一言に皆んながどれだけ救われていたか。


私は泣くえっちゃん(1才)をあやしながら、おんぶして、この大変な過程を、どうやったら、皆んなに伝えられるか、私が教えられるのか、不安過ぎた。楽しむ事を忘れていた。原点に戻された感じ。


かなちゃんは、前日、長野のキャンプから帰ってきて長時間移動の疲れもあっただろうに、本当に本当に熱心で。えっちゃんを見てくれる事も、涙が出るほどありがたかった。


おっくんは、前日の誘いなのにも関わらず来てくれて、何度も辞めるー、辞めたー、もーいい、と言いながらも、最後までやり切った。途中、ハンモックで休みながら。改めて、自分で、自分を調整しながらも、そこに自分のペースで関わる事をしていて、そんなおっくんの一面も見られて嬉しかった。皆んなより早く終わらせたかと思ったら、掃除をやってくれ、その削りカスで焚き火をし、火の管理を。


とにかく、皆んな自分のスプーンに黙々と。ずっと沈黙の時さえあった。


Rさんを始め、そこに居合わせてくれ、かき氷や、スナックのママ的のように、一品料理を振る舞ってくれ、一緒に自らもスプーンを作っていたKさん。途中、かき氷シロップを持参して来てくれ、終始穏やかな雰囲気を作ってくださるAさん。皆さんのお陰で、子ども達も色々感じたものがあったかと思います。マンパワーって凄いと改めて。。


貴重な体験をさせていただきました。これから、スプーンチームで検討しながら下準備していきます。


******


Hちゃんの葛藤

そんなHちゃん。今回は自分のやったことのない「イベント企画」という役を任され、一生懸命取り組んでいくも、なんだか精一杯になりすぎている感じもあったんだ。


周りからのアドバイスも、それを決定ごとのように自分の中に取り込んでいくから、どんどんいろんなことがわからなくなっていっているようにも私には見えた。


例えばね、Kちゃんが、「かなちゃんにはまだ人に教えることは難しいからHちゃんWちゃんの補助で入る感じにしていったらいいんじゃない?」と言われたらしく、そしたらね、気づくともう、この企画はHちゃんとWちゃんの話し合いでどんどん進んでいくものになっていっていた。


かなちゃんの母親としての立場の私からみると、その後のかなちゃんは、自分が教える立場にも教わる立場にもなれずに中途半端な位置づけになっていき、気持ちが不安定になっていっていた部分もあったので、ちょっと色々考えさせられたりもしたんだよね。


他にもね、例えば、HちゃんにとってWちゃんは、Kちゃんの長女だし、しっかりしているし、中学生だけど自身でワクチンのお話会を企画していくこともしていたから、そういうところにすごさを感じて、また自分の経験値のなさからも、経験値が高いWちゃんのことをすごく頼りになる存在として感じていたみたいなんだ。


だから、Wちゃんとの打ち合わせを進めていく中でも、Wちゃんの考えたことに沿っていく、という姿勢になっていったみたい。でもね、そこで少しずつズレていくお互いの気持ち‥ そしてこの時はWちゃんも、Hちゃんに気をつかって言いたいことを言いきれていなかった状況だったみたい。そうなるとますますすれ違っていくお互いの想い‥ ともなっていっちゃって‥


こんなこともあった。↓


スプーン作りのワークショップを潤滑に進めていくために、チーム分けをする。

  • A(大人) ※イチから作る

  • B(小3〜) ※途中まで削って準備する

  • C(未就学児〜小学2年生)  ※ある程度掘ってあげて、ナイフで削る仕上げの部分だけをやる

※B .Cはある程度掘ったモノを用意します。HちゃんとWちゃんとで分担して準備します。


とHちゃんから聞いた。


えっ、それはHちゃんとWちゃんが大変になっちゃうんじゃないかな。。と感じた私。


「ん-、私もそう思ったんだけど、Wちゃんはやるって言ってたから。」とHちゃんの返答。


そうなんだ。。。


そして、そのために(材料の)削り木と(木を削るための馬という)道具を借りてきて、Wちゃん宅に届けいったHちゃん。でも、Wちゃんは道具しか受け取らず、削り木は受け取ってもらえなかった。(削り木は冷凍保存だったので)うちの冷凍庫にそんなに入らないから数本預かってほしい。と我が家に持ってきた。


???


みたいな。


これも、後々、WちゃんのイメージしているものとHちゃんのイメージしているものが違っていたためにおきたすれ違いらしいとわかったんだけど、


この時は、なんだか噛み合っていない2人を見かねて私はHちゃんに言った。「自分の感じていることをそのままWちゃんに伝えていった方がいいんじゃないの?」そして、「そうだよね、そうしてみる!」というHちゃんの反応。


その後、塩合宿の時にKちゃん(Wちゃんのお母さん)にそんな流れだったことを話すと、それを初めて聞いたKちゃんはびっくり!!Hちゃんの話を聞いて、Wちゃんとの認識の違いがあることが、Kちゃんはじめその時間を共有したSちゃんたちにもじわじわと理解されていく。


そんなこんなを超えて少しずつ本音で話せるようになっていった2人。最終的にはとてもいいコンビになっていったよ。


やっぱり、気持ちを出し合うって大事なんだなぁ。


そして私的には、塩合宿でこんなスプーンの話になった時にSちゃんが言った言葉がすごくしっくりきたんだよね。


「それは目的はワークショップを成功させることなの?ならそういうやり方でいいんじゃない。でも、イチから作ることを目的にするなら違うやり方になるんじゃない。」


そうだそうだ。私がこのスプーンの作り方の話を聞いていて思ったこと。自分の子であるとーくんが、ある程度出来上がったスプーンを削るだけをやるように促されて楽しいのだろうか?とーくんには難しい木を削ってのスプーン作りであるならば、とーくんでもイチからできるような竹でのスプーン作りとかの方が本人にはいいんじゃないかな。と。


それが↑のSちゃんの言葉で、スッと自分の中に落とし込めたんだ。


でも今回のスプーン作りの内容を決めるのは2人。2人がお互いの納得のいくように事を考えて進めていけたらいいんじゃないかな。という想いもあったので、今回は見守ることに専念していった。


想像以上に木を削れたとーくん

結局、事前の準備に関してはみんなでやるように変わったんだけど、当日の動きとしては、↑のグループ分けするやり方でのスプーン作りは変わらず行っていくことになった。


そうすると、とーくんは小2だから↑のグループ割りだと殆ど掘ってあるスプーンの最後の仕上げをするだけのグループになる。


んー、それで楽しめるのかな?自分でスプーンを作った気になるのかな?


そんな私の懸念もあったんだけど、とりあえず、かなちゃんが準備で呼ばれた時に一緒に行って、木を削るところをやってみる機会をもてたんだ。


「木を削っていく作業は力がいる作業だからね、とーくんにはまだ難しいかもね。」そんなふうに一緒に行った旦那さんも話していたんだけど、


実際にコツを教えながら一緒に進めていくと、意外に「木を削る」ができていくとーくん。~ここを削ったら、ここにスプーンの形のイメージを下書きして、それに沿って切って削って~ を、どんどん頭の中でイメージを膨らませながら楽しくのめり込んでいっていた。


できたね!力がまだまだないから大変かと思っていたけど、コツさえつかめばできるんだね!最初からできないと決め付けちゃいけなかったね!

スプーン作り当日

Wちゃんはほんとに伝えるのが上手だった。事前に作った資料をiパットで見せながら、相手に伝わるように話していく。子どもたちにナイフの使い方を教えるのもわかりやすく教えていっていた。


また、小2だからCチームとなっていたでーちゃんも、削るところからやりたいとなったら、じゃあ、削るところからやろう!と促していく。そういった柔軟性ももって対応していた。


Hちゃんも誠心誠意、この企画に取り組んでいた。いろいろとカチカチに考えていっていたことも、実践の中で少しずつほぐされていっているように見えた。


2人は本当にいいコンビだった。


そしてその夜はKちゃん宅でお泊り会。


Wちゃんは想定よりも早く終わって、明日やることがないなぁ。と、次の日はCチームはお昼ごはん作りをやったらどうだろう。と提案し、そうすることになった。

WちゃんとHちゃん

Wちゃんは、Kちゃんの子なだけあって、すごく経験値が豊かで、中学生なのにすごい!と言われるのがわかるくらい本当に何でもできるんだよね。


でも今回の一連を通して、やっぱりまだまだ成長真っ最中、いろんなことをやってみながら経験してみながら習得していっている真っ只中にいるんだなぁ。と改めて感じた私。


ワークショップを効率よく回すように考えられたスプーン作りのグループ分け。


んー、でも、年齢で区切れるものじゃないんじゃないかなぁ。「イチから作る」という視点で見るとどうなんだろう?と感じていた私。


だけど実際にやってみる中で、見えてくるものに柔軟に対応していっているWちゃんの姿。そこで感じたものを自分のものにしていっている姿。


その若さにプラスされている柔軟性に、Wちゃんの良さをすごく感じるんだよなぁ。



そして、がんばりすぎて気づかないうちにいっぱいいっぱいになっていたHちゃんの心も、実際にやってみる中でどんどんとほぐれていっていた。そしてHちゃんは、この役をこなす時間を通して、どんどん自分の枠をひろげていっていた。


「大人もこんなに成長するんだなぁ」とKちゃんが言った。


ほんとにそう。「きちんと向き合っていくこと」人はそれだけで全然変わってくる。そしてHちゃんはそれをストレートにできる人。


この2人の会、それが今回のスプーン作りだったなぁ。




=おまけ=



≪ お泊り会 ≫


あーちゃんは一人でお泊まりしたんだよ。みんな親子で泊まったんだけど、Tちゃん(あーちゃんママ)はみーちゃんをおいてきてしまったから泊まれなくて、でもあーちゃんだけでも。となって。


あーちゃん、


自分で「泊まる。」と言ったものの、不安でちょっとママ(Tちゃん)に当たったりもしたらしい。でも、きーちゃんがいるなら。と、一人でもがんばって「泊まる」をやってみたみたい。


そこで子どもたちのとても素敵な姿もあったんだ。


夜、部屋で先に寝てしまった子のためにその部屋は暗くして、他の子は狭い廊下へ移動。そこで丸くなってカードゲームをして楽しんでいた。ママなしで一人でお泊まりしているあーちゃんが寂しくならないように、と、眠くなるまで楽しもう!と思ってみんなで狭い廊下で遊んでいたらしいんだ。


子どもたちのこういう姿ってホントに心温まるなぁ。



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