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イチから作るカレーライスの記録⑦塩旅こども会議

更新日:2023年9月1日


令和3年、9月16日


塩作りの旅に行くのに、子どもたちは子どもたちだけで電車で行ってみよう!となったんだ。


名草学童でも、子どもだけで電車で出かける練習の機会はつくってきた!今回はちょっと遠いけど大丈夫!みんなと一緒だから。


子どもだけで電車で出かける計画

とー君は小鉄君でね、よくパパさんと一緒にいろんな電車に乗りに行ったり鉄道博物館に行ったりする子なんだ。


そして、だからこそ今回も電車旅計画の係になった。そしてカレー部の活動や名草学童の中でも電車に乗る機会を何回かつくってきての今回。最初のころは電車の時間を調べるのもできなかった。「いつもパパさんといろいろ乗り歩いているのに、自分で時刻表で調べたことなかったんだね!?」からだった。


そして今回の行き先はちょっと遠くて、電車だけじゃなくて新幹線も使わないと行けないね、となり、いろいろな行き方や時間を調べてみんなに伝えたんだよね。


そしてとー君は、私に「とー君はMAXときに乗りたいんだよね。」ということも言っていたんだよ。


それを最初に聞いたときの私の反応は、、「でもそれは、個人的なことじゃない・・(;^_^A」という感じ。


でも、そのあとパパさんに聞いたこと。「MAXは古いから終わっちゃうんだよね。来月が最終運転でこの車体は終了しちゃうんだよ。だからとー君は乗りたいんだろうね。」と。


「そうなんだ!」「じゃあ、とーくん、みんなにプレゼンしなきゃね!!」

「プレゼンって何?」「とーくんは、いいんだ。みんなと違う電車になってもMAXで行くんだ。」


そんな感じだった。


子ども会議

分かれた意見の話し合い

出発の前々日になっても、どの電車&新幹線に乗るかの意見が分かれていた。そのため、急遽オンラインでつながり子ども会議が行われることになったんだ。

  • 「早いのがいい!4票」

  • 「遅いのがいい!1票」

  • 「どっちでもいい!2票」


「遅いのがいい!」の1票はとー君。そこにはどうしても譲れない理由があった。


『自分の意見は主張していいんだよ!』と伝えていた私。そして家では「一人になったってこっちがいいんだ! 」くらいに言っていたとー君。


でもね、みんなの顔見て話が始まったら、ちょっと変わったんだ。

  • やっぱりみんなと行きたい‥

  • みんなと違うから迷惑かけちゃう‥

と、いろんな気持ちが出てきたのかな、

涙が溢れて言えなくなっちゃった。でも、頑張って伝えたんだ。


でも、どうしてその電車&新幹線がいいのかの理由を聞かれたときに、言葉を詰まらせるとー君。


以前は自分の主張だけだった。これがいい!これはヤダ!周りがどうだろうと関係ない、自分はこれがいいんだ!それがとても強かった幼少期のとー君。


でも今回は、みんなを想い、言葉を詰まらせている。 

‥この子は成長したなぁ。なんて感じた私。


でも同時に感じた。みんなに合わせておこうとするんじゃなくて、自分の意見は主張してほしいと。だから、『自分の意見は主張していいんだよ。』と伝えていった。


これはとー君だけじゃなくて、隣で見ていたかなちゃんにも向けての言葉だった。



かなちゃんは、とー君とはまるで反対で、常に「みんなに合わせる」の選択をしてきた子だった。そのためか、いつしか自分の心がどこにあるのかわからなくなっているようだった。


心の声が小さくて、自分のコレ!やりたい!ワクワク!がわからなくなり迷子になっている感じがした。


でも最近少しずつ変わってきてはいた。だから、今回の姿を見てなおさら、とー君にはとー君のままでいてほしいと感じたのかもしれない。



多数票より1票にみんなの心が動いた!

とー君、最初は涙があふれて、みんなに違う電車がいい理由を言えなかった。だから私がちょっとフォローに入った。


そして、やっと自分の言葉で言えたんだ。「MAXときが終わっちゃうから、みんなと乗りたい。」


そこに参加が遅れたSちゃん親子が入ってきた。そして、「とー君、もう一回言って。」と言われる。そしてまたまた途中電波状況が悪くて退室し戻ってきたKちゃん親子。録画に設定し直したから、「とー君、もう一回言って。」と言われる。笑


もう、一度言葉にできたら、今度は言葉にすることがそんなに難しくなくなった。「だから~、」と説明するとー君。笑


そして質問上手なSちゃん、「それはどんな新幹線なの?」「それは何色なの?」といろいろ聞いてくる。「二階建てでね、」「黄色い線が入っていてね、」とキラキラしてくるとー君の言葉。電車の本を持ってきて「これだよー」と説明していく。


そして、みんなの気持ちは動いていったんだ。


「別に一人でMAXとき🚅に乗って行くんでもいいよ。」と言ったとー君に対し、今回子ども会議の話のまとめ役になっていたきーちゃんは、「でもみんなで乗った方が楽しいから、みんなでMAXとき🚅に乗ろう。」と言った。


せい君は、とー君の話を聞いたときに、その新幹線🚅に乗ってみたい!と思ったらしい。「早い電車がいい」→「その🚅がいい!」に気持ちが変わったんだ。でも、それを言葉にはできていなかった。


だけど、きーちゃんの言葉をきっかけに、みんなが、「その🚅に乗ってみたい!」「いいと思う!」と軽く言える雰囲気に変わっていった。


そして満場一致で、「MAXとき🚅に乗れる時間の電車で行こう!」と決まったんだ。



自分の意見をもつこと、それを伝えること、そしてみんなと気持ちを合わせていくこと、その大切さ。


とー君にもかなちゃんにも、そして隣で見ていた私にも、とても心地よい時間だった。こんな素敵な仲間に出会えて感謝いっぱいだな。みんな、ありがとう☺︎


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KちゃんもSNSにこんな投稿をしていたよ ↓


こども会議 と 民主主義

【こどもたちとカレーライスをいちからつくる】より

ワクチンパスポートも ワクチン接種も マスクも それぞれの 意見があります。 意見には 理由がある。

「どの電車にのるか?」 塩つくりの旅に 行く電車について。

「早いのがいい!4票」 「遅いのがいい!1票」 「どっちでもいい!2票」

意見が 割れていました。

話し合いの結果 な、 なんと、 遅い電車に!? 満場一致で決定。 多数票より 1票に みなが心動いたのです‼︎

理由は こうご期待。

この こども会議に わたしは ワクチンパスポートにはない 民主主義をみました!


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そして、なんとかMAXとき🚅の乗車券を買えた子どもたち。→塩旅へと続く






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